MacOSX10.9 Mavericks

メジャーアップデートMountain Lion以来です。こういうときは結構重要なアプリケーションが不具合をおこすことも多々あるため職場のMacに関しては様子見が常でした。ところが今回はつい魔が差したというか,何の気なしにアップデートのボタンを押してしまい…

大台突破13

先程PV数が1,300,000に達していたので,恒例の記念エントリをあげておきます。更新が途絶えてもこうして訪問してもらえるのは管理人として有難くもあり申し訳なくもあります。この機会に改めて御礼申し上げます。そういえば先日,どの過去エントリへのアクセ…

在宅医療のマッチング

朝日新聞のトップ記事に載っていたらしいです。ネットでは一部しか読めませんが無料登録すれば全文読めます。 朝日新聞デジタル:高齢患者紹介ビジネス横行 「先生いい話あります…」 - 社会 高齢者施設で暮らす患者をまとめて紹介してもらい、見返りに診療報…

医療事故調再び

先日より厚労省の検討部会で議論していた医療事故調の案が一応まとまり,法案として提出されることになりそうです。 18日に開催された検討部会では、診療行為に関連した死亡事例はまず、医療機関が院内で原因究明し、遺族などがその調査結果に納得できない場…

「医療否定」は患者にとって幸せか

「医療否定」は患者にとって幸せか(祥伝社新書)作者: 村田幸生出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2012/12/03メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る以前当ブログでも紹介(■スーパードクターの弊害)した『「スーパー名医」が医療を壊す』は目の付け所…

二年目の春

以下は個人情報につき事実の一部を脚色しています。昨年の初め頃,震災と津波により長年住んでいた家を失った高齢の女性が当院を受診されました。もともと独り暮らしでしたが,当地に嫁いだ娘さんが仮設住宅での生活を心配されて転居することになり,これま…

老人漂流社会

NHKスペシャル|終(つい)の住処(すみか)はどこに老人漂流社会 ささいなきっかけで漂流が始まり、自宅へ帰ることなく施設を転々とし続ける「老人漂流社会」に迫り、誰しもが他人事ではない老後の現実を描き出す。さらに国や自治体で始まった単身高齢者の…

仕事始めとブログ始め

あけましておめでとうございます。本業も一応仕事始めなのですが,ただでさえ個人事業主で休みの境界があいまいなところに年末年始にもぼつぼつ呼び出されたりしていたせいか,あまり正月明けという気分でもありません。仕事量にも結構波がありますから休め…

ブログ納め

今年一年を振り返って…といっても振り返るほど記事を書いていないのですが,一応区切りということで。個人的には終末期に関わる医療の関わりあるいは個人の意志決定について考える機会が多かったので,そうしたテーマの記事が比較的多くなりました。関連する…

書類の山4

Mac

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500出版社/メーカー: 富士通発売日: 2012/11/30メディア: Personal Computers購入: 3人 クリック: 60回この商品を含むブログ (32件) を見る久しぶりに物欲を刺激されて発売前からAmazonで予約注文までして購入してしまいました…

大台突破11+12

今朝方確認したところページビューが1,200,000に到達していました。半年ほど前に1,100,00に達したときは気付くのが遅れてタイミングを逸してしまったので、今回まとめて記念エントリとさせて頂きました。…というか、自分のブログくらい定期的にチェックしろ…

自白の心理学

自白の心理学 (岩波新書)作者: 浜田寿美男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/03/19メディア: 新書購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (26件) を見る身に覚えのない犯罪を自白する。そんなことはありうるのだろうか?しかもいったんなされた自…

尊厳死と医療費

直接見ていないのですが,昨夜報道番組で石原伸晃氏が尊厳死について発言していたようです。 この文脈で何がどう「誤解」なのか? - lessorの日記 以前にも胃瘻による経腸栄養を「エイリアン」と表現したことを併せると,どうも延命治療に対してかなり否定的…

終の信託

終の信託 (光文社文庫)作者: 朔立木出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/06/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログを見る延命治療の中止をテーマとして取りあげた小説で,映画化もされるとのことで読んでみました。具体的に明示は…

介護利用の知識と戦略

入院2年、老親の2000万がなぜ底をついたか - PRESIDENT Online ご両親が同時期に認知症により介護が必要な状態となり苦労された貴重な体験談です。当初は急性期病床での入院(おそらくは差額ベッドを利用),次いで「介護専門の病院」(療養型病床?),有料老人…

理想のiPadカバーを求めて

第3世代iPadを3月発売後にすぐに購入したのですが,さすがに初代iPadと比べて画質の面でもアプリの動作や反応の面でも優れ,おかげさまで快適なiOS生活を満喫しております。問題はといえば,どうもしっくりとくるカバーが見当たらないことでしょうか。個人的…

意志決定における専門家の責任

某所での議論を見て思ったことですが…。意志決定は,対象が何かの専門領域に関することであっても最終的に当事者が行うというのは確かにその通りです。専門家の立場としては,当事者がメリット・デメリットについて検討して出した結論であれば,それが一般的…

オリンピックと公的医療制度

先日開幕したロンドンオリンピック,業務と重なって開会式はリアルタイムに視聴できませんでしたが,いろいろと話題になっていたので断片的ではありますが動画を探して観てみました。ジェームズ・ボンドやミスター・ビーン,ハリー・ポッターといういかにも…

今年も折り返し

日々の業務に追われてなかなかブログ更新も出来ていないこの頃ですが,せめて1か月に1回という自分に課した制約もかなり危うくなっています。書きたいことがないわけではないのですが,うまくまとまらなかったり書いてもどうにも悲観的な話で公開する気にな…

家族の道義的責任と社会サービス

経済的余裕があるのに親族が生活保護を受給されていた,と糾弾されるタレントがこの週末話題になっていました。報道を見る限り,当該するケースがそもそも何かのルールに違反しているかは明らかではなく,どうも扶養する能力があるのにそれを果たさなかった…

映画「コンテイジョン」

コンテイジョン Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)発売日: 2012/02/16メディア: Blu-ray新型ウイルスの流行によるパニックを描いた映画です。派手派手しい演出は控えめで盛り上がる場面もあまりないのですが,登場人物の行動を淡々と追うことで全体を通し…

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」を読んでみた

ここ数年社会の高齢化を反映してか,どのように人生の終わりを迎えるべきなのか,というテーマが以前よりは抵抗なく受け入れられるようになっている気がします。最近出たこの本も,書店での扱いやアマゾンのランキングなどを見る限り,かなり評判がいいよう…

開業5周年

医局を脱出して現在の診療所を継承開業して丸5年がたちました。5年ともなるとさすがに不慣れで迷う場面も少なくなりましたが,本業の診察の業務量に加えて押しつけ…じゃなくて依頼される仕事も増えていることもあり,あまり余裕があるような感じはしません。…

胃瘻造設と意思決定2

少し前の話になりますが,野党幹事長が胃瘻からの経腸栄養をおこなっている光景を「エイリアン」と表現したことが報道されました。いつもの如くマスメディアの編集を経た発言をそのまま受け取るわけにはいきませんが,好意的に解釈すれば,そうした実状をよ…

在宅診療と診療報酬改定2

中医協が診療報酬の答申を行ったということでメディアでも取り上げられていましたが,見出しにはやはり「在宅医療推進」が目立ちました。メディアが「○○を手厚く評価する」と書くときには「(※ただし△△に限る)」という部分を省略していることが多く,今回もそ…

尊厳死の法制化

尊厳死法制化で議連が骨子まとめる - 日経メディカル 骨子では、終末期や延命措置について定義。終末期を「全ての適切な治療を受けた場合であっても患者に回復の可能性がなく、かつ、死期が間近であると判定された状態」とした。延命措置は「傷病の治癒では…

謹賀新年

すでに本業でもTwitterでもとっくに活動しているので今さらですが…。今年もご愛顧の程をよろしくお願いします。良い一年になりますように。

ブログ納め

このところ月に1回の更新がやっとという有様ですが,これで本年のブログ納めとさせて頂きます。理想としてはTwitterでつぶやいたことを少しだけ深く掘り下げて文章にすればいいのでしょうけど,実際のところは,わざわざ掘り下げる気力が湧かずにそのままに…

在宅診療と診療報酬改定

来年は医療と介護の診療報酬同時改定ということで現在議論が行われているところです。財源に関してはプラス改定という意見が早々に下火となり,争点はすでにプラスマイナスゼロかマイナスか,というあたりになっているようです。まあ震災復興で金がないから…

混合診療解禁を巡る議論

混合診療禁止の法的根拠について争われていた裁判は,最終的に最高裁で「法的根拠あり」の判断が下されたようです。 健康保険法に混合診療を禁じる規定はないが、国は法解釈で禁止してきた。その一方で、1984年の同法改正以降、特定の高度先進医療に限っ…