天罰


仮にも医師たるもの誰かが病気になることを喜んではいけないのですが,他人の病気につけ込んで荒稼ぎしてきたひとに自分のしてきた行為の重さを思い知らせるにはこれ以上の罰はないのでは,と思います。

社長「がんになり罪認識」 アガリクス違法広告本出版

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年2月26日】

 キノコの一種アガリクスなどを使った健康食品の違法広告事件で、薬事法違反(承認前の医薬品広告)罪に問われた「史輝(しき)出版」(東京)の社長瀬川博美(せがわ・ひろみ)被告(53)の初公判が26日、東京地裁で開かれ、瀬川被告は起訴事実を認めた。

 検察側は論告で「がん患者のわらにもすがる思いに付け込んだ卑劣な犯行」と指摘し、懲役2年6月、罰金200万円を求刑。弁護側は最終弁論で「皮肉にも被告はがんに苦しみ、罪の重さを感じている」として執行猶予付き判決を求めた。

 公判は結審し、柴田誠(しばた・まこと)裁判官は判決期日を3月12日に指定した。

 検察側の冒頭陳述によると、瀬川被告は健康食品販売会社と提携し、体験談をでっち上げて商品を宣伝する「タイアップ出版」のビジネスモデルを開発。史輝出版など3社で2005年4月までの4年間に約39億円の総利益を上げた。

 01年12月から05年2月ごろにかけて、未承認医薬品「即効性アガリクスS」などの販売元「ミサワ化学」(東京)の社長(59)=有罪確定=らと共謀。「確実にガンを消滅させる」などと記載した2種類の書籍計約4万1000部を発行し、即効性アガリクス

Sを宣伝したほか、同様の手口で「水溶性メシマコブ」なども宣伝した。