がっかりしたこと


在宅医療関連でトラブルに遭遇。


経口摂取できなければ胃瘻造設→療養型病棟という流れに逆らっていろいろと努力してきたつもりでしたがなかなか思うようにいきません。退院後に向けて万全の準備をしても,家族にとってはできないものはできないということなのでしょう。当方の見通しの甘さと力不足を思い知って落胆気味。


今回に限らず比較的理解しようとする姿勢があるケースでもうまくいかないことは多々あります。ましてや近い将来に社会保障政策のもと,病院→施設→在宅へと否応なく誘導される状況では一体どうなるのか不安になります。在宅に吸収される筈の患者が病院に一斉に逆流してきたら...。


産科・小児科あるいは急性期医療が確実に崩壊へと進んでいます。世間の多くのひとが気付かないうちに限界積載量ぎりぎりの荷物が積まれており,何かあればいつ沈んでもおかしくない状況だったのでしょう。それだけではなく,高齢者医療という国民全体の何割かが乗っていて,誰もがいずれ乗らなくてはならないような巨大な船までが沈みかけているのではないかと思うわけです。生きた心地がしません。