カモカのおっちゃん


医療制度改革:開業医対象、総合診療に公的資格 在宅医療を推進−−厚労省方針 毎日新聞(魚拓)
2007年4月22日

 開業医に「総合診療医」の資格を与える厚生労働省方針は、「もっと腕を磨き、働いてほしい」という同省の開業医に対するメッセージにほかならない。厚労省幹部が口をそろえる理想の医師は、「カモカのおっちゃん」だ。NHKの朝の連続テレビ小説芋たこなんきん」に登場した町医者である。地域住民の信頼を得て、往診や時間外診療をいとわず、外傷からがんの早期発見まで、幅広く対応する能力を持つ。


在宅医療や総合診療に関しては以前も取り上げており,またYosyanさんから詳細なコメントをいただきましたので今回は言及しません。どうでもいいことかも知れませんが気になったことが少し。

川野純夫氏が実際に医師としてどのように勤務されていたのか存じ上げません。ただ,ドラマ(これも見ていないのですが)のように素晴らしい方なのであれば,「厚労省幹部が口をそろえる理想の医師は、『カモカのおっちゃん』のモデルとなった川野純夫氏だ」といえばいいのであって,フィクションに登場する人物をとりあげて現実の医療問題を云々するというのは適切ではないと思います。「あかひげ」「財前五郎」「ブラックジャック」もそのような取り上げられ方をすることが多いようです。