GFR計算機
外来で慢性腎疾患(CKD)の評価を行うにはGFRが指標になります。MDRD簡易式はクレアチニンと年齢だけで算出できるのはいいのですが,べき乗の計算が必要です。暗算や筆算は不可能だし関数電卓も持っていないのでこれまでネット上の換算フォームを利用していましたが,現在の診療室はオフラインのためこれも使えなくなってしまい,仕方がないのでファイルメーカー*1で自作してみました。
ちなみに計算フィールドの定義は
Int(0.741 * 175 * Cr^-1.154 * Age^-0.2 * If(sex = "female", 0.742, 1) * 100) / 100
です。関数はうろ覚えで自信がないのですが,計算結果はおおむね妥当なので良しとします。Int関数は小数点3桁以下を切り捨てるために使っています。
追記(2008-05-07)
2007年秋より計算式が改定になっているとのことです。検索等でこちらを訪問された方は,ご面倒ですが新しいエントリをご参照下さい。
*1:普通はエクセルでしょうけど,起動に時間がかかるため今回は却下。