死因究明委員会の攻防2


時事通信の記事では非常にあっさりとまとめられていますが,

 医療死亡事故の原因究明に当たる第三者機関の在り方に関する厚生労働省の検討会は10日、中間的な方向性を取りまとめた。調査組織は、ある程度強制的な調整権限を持たせるため、法的に位置付ける。事故の届け出は義務化し、怠った場合は罰則も設ける。

(cache) 時事ドットコム:届け出義務化、怠れば罰則も=医療版「事故調」で厚労省検討会

いつもお世話になっていますロハスメディカルの傍聴記を拝見すると,医療事故に対するこれまでの論点が凝縮しているような議論で大変興味深いです。短期間に急いで結論を出す話ではないとは思うのですが,何らかの方向性は出さないことには格好がつかないとでもいうのか,何とか結論らしきものをまとめようとする事務方の思惑が伝わって来ます。この記事にしても然り。全体的な議論の流れが,何となく特定の方向へ結論を誘導しようとする意図が感じられるのは当方の考えすぎでしょうか。


追記:東京新聞にもう少し詳しい記事がありました。
新組織への報告義務付け 患者死亡時、医療機関に(cache) 2007年8月10日