中医協傍聴記3


ロハスメディカルブログ」で掲載されていた中医協傍聴記は中断となったようです。川口記者も仰っているように,議論というよりは儀式と呼ぶのが相応しいような内容のようですし,中医協傍聴に専従というわけにもいかないでしょうからやむを得ない判断なのでしょう。福島県立大野病院の裁判の傍聴記も並行して掲載されていますし,雑誌本体の活動も有るわけで,今後とも陰ながら応援させていただきたいと思います。


本筋からは外れますが,考えてみれば「産科医療のこれから」の僻地産科医さんや,「伊関友伸のブログ」の伊関先生のように膨大な医療記事を収集してくださっているサイトにしても基本的には個人作業な訳で,本業と並行していることを考えると相当な負担だと思われます。一方的に便利に利用させていただいているだけの当方としては何だか申し訳ない気分になります。

本来であれば,そうした過去の記事に関して閲覧の便宜を図るのは報道機関自身がやるべき事だと思うのですが,紙媒体では検索性が悪すぎますし,大手新聞サイトに関しては,せっかくネットに記事を公開しているにもかかわらず数週間,下手をすれば数日で読めなくなってしまいます。過去の記事を閲覧できるとしても有料なのでは読ませるつもりがないと言われても仕方ないでしょう。近い将来に医療崩壊に至ったとして,後日その過程を検証しようとする際には,現時点から必要な資料を誰でも共有できる形でアーカイブしておく必要があるかも知れません。