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派遣で医師不足は解消できない

「派遣で医師不足は解消できない」(cache) - キャリアブレイン 2007/10/24

医師が不足している地域の病院に医師を派遣する「緊急臨時的医師派遣システム」について厚生労働省は10月23日、医師の人材派遣を認める範囲を「へき地の病院」以外にも拡大して医師不足の地域に派遣できる労働者派遣法施行令の一部改正案を労働政策審議会職業安定分科会(会長=大橋勇雄・一橋大大学院経済研究科教授)に提示した。労働者代表の委員からは、「この制度で医師不足を解決できるとは思わない」「医師が余っている病院はない」「派遣される医師の意思確認がおろそかにされないか」といった意見が相次いだが、同分科会は改正案を了承し、同日付で舛添要一厚生労働相に答申した。厚労省はこれを受け、11月に同法施行令を改正して年度内の実施を目指す。


内容に関しては先日の記事でも取り上げたので追加することも余りないのですが,この記事の結びが少し面白かったので紹介しておきます。上記案に関して出席者から異論が続出したのですが(当然でしょう),一通り質疑が終わった後に,

しばらく沈黙が続いた後、大橋分科会長がまとめに入った。「今後いろいろ出てくるとは思うが、他に意見がないようならば、当分科会としては厚生労働省案を妥当と認め、その旨を私から労働政策審議会長に報告するが、よろしいだろうか」と各委員に尋ねると、「異議なし」という声が響いた。

これが「同分科会は改正案を了承し」の実態というわけです。こんなことまで言及する記事は珍しいと思いますが,記者から見てもこの会議が厚生労働省案を通すためだけの儀礼であることがあまりにも露骨だったので,つい付け加えてしまったのかも知れません。