メガアクティブイオン散布


診療所の湿度が低下しているのが気になって量販店で加湿器を購入。3年前に購入した自宅の加湿器はフィルターの手入れに非常に難儀する代物で,今回は掃除が簡単であることを優先することにしました。メンテナンスフリーということなら三菱のこちらが良さそうだったのですが,いかんせん値段が...。


結局比較検討の結果,掃除のしやすそうだったナショナルのこちらを購入しました。特価16,800也。
National ハイブリッド式加湿器 ブルー FE-KLC07-A

製品情報より。

  1. 「スーパーアレルバスター」「緑茶カテキン」「バイオ除菌」添着フィルターに加えて、空中でウィルス、カビ菌を抑制する「メガアクティブイオン」を搭載
  2. 独自の「ポ−ラスゼオライト加湿フィルター」で簡単にお手入れ、寿命が2倍
  3. 用途に合わせて切替できる5つの運転モードを搭載。「省エネモード」*2で、省エネ、長時間運転を実現
  4. 小さなお子様がいるご家庭も安心、「チャイルドロック」を全機種標準装備

メガアクティブイオンというのは一体何者でしょうか*1。空気中に蒸気と一緒に散布されてウイルスやカビ菌(真菌?)を抑制する強力なイオンを発生するらしいのですが,そんな恐ろしい代物を患者さんのいる待合室に置いて良いものか不安に駆られます。とりあえずウイルスが抑制されるのは加湿されることによるのだとは思うのですが...真菌の方はよく分かりません。細胞壁を破壊するんでしょうか。「スーパーアレルバスター」「ポーラスゼオライト加湿フィルター」というのも何やら恐ろしげな装置です。


こういう「言葉の意味は分からんが何だかすごい自信だ」的な売り文句というのも昔からありますが*2,どうも企業努力が大きく間違った方向に向かっているような...。メガアクティブイオンよりフィルター自動清掃機能とかの使い勝手の向上に注力して頂きたいと思います。

 

*1:検索するとナショナルHPの次にヒットするのが菊池誠氏のニセ科学入門のマイナスイオンというエントリだったりするのですが。

*2:清水義範氏の「インパクトの瞬間」という短編でこういう売り文句がいい感じにおちょくられていて,個人的にお気に入りです。