放送メディアの検証
医療崩壊関連の番組がこのところ各局で放映されているようですが,最近はめっきりテレビというものを観なくなってしまった*1のであとからネットで初めて番組の存在を知ることが多くなりました。
話した内容や表示された文字(テロップとかフリップとか)はまだいいのですが,語り手の口調や間合いとか表情を文章で再現するのは書き手の主観によるところが大きいのが難点です。むしろそうした文章化できない主観的因子こそ,視聴者に与える影響が大きいのかも知れません。
録画でもしていない限り,記憶に頼るしかないというのもつらいところ。当方としてはそうした不確定要素の影響を最小限にするため,視聴していない番組に関してはなるべく複数のソースを検索して確認するようにはしてますが,やはり番組そのものを観ないで評価するのは抵抗があります。
そういう意味では動画投稿サイトというのは,ネットにおけるウエブ魚拓と同じようにあとから検証する手段としては有用なんでしょうけど,著作権問題絡みで思うようにいかないのが現状のようです。公共の電波で流された番組に関しては何らかの検証手段があって然るべき*2だと思うのですが,逆に考えればそれを自らのコントロールの外であるネット上でやられては困る誰かがいる,ということなのかも知れません*3。