保険診療によるコントロール2


キャリアブレインの記事ですっかりお馴染みになった厚生労働省保険局の原徳壽医療課長による有難いお言葉。

 原課長は「点数だけを追いかけるのではなく、『なぜそうなったか』という考え方や目的を踏まえて診療に当たっていただきたい」と理解を求めた。

https://www.cabrain.net/news/article/newsId/15116.html

当方としては当然のことながら,患者さんの病状や背景に考慮して医学的必要性に基づいた医療を提供したいのですが,医療行為に対する診療報酬の点数はまったく実情に沿ったものではありません。どこの医療機関だってそうした不条理な点数設定の中でやりくりして,それでも必要な医療を充分提供できないでいるのが現実なんですが。それを「点数だけを追いかけるのではなく」なんて言い草とは…よりによってお前が言うなと叫びたくなります。

厚生労働省は,点数だけを追いかけさせるのではなく,「なぜこうなったのか」という考え方や理由を踏まえて医療政策に当たっていただきたい…と思います。

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■保険診療によるコントロール 2007-11-15