社説の使い回し


社説:高齢者医療 安心の仕組み 医療費の抑制はもう限界だ - 毎日新聞 cache


お前が言うな」と言おうと思ったら既に天漢日乗さんのところでボコボコに叩かれていたのでそちらにお任せします。あと細かいことを言えば,最後の

早急な医師の増員や、地域に計画的に配置するための施策を取ることも急いでほしい。これは日本医師会をはじめ医師や医療機関の協力がなくてはできない。医師の団体は指導力を発揮して、医師不足・偏在対策に手を打ってもらいたい。

というフレーズがどこかで読んだことがあるような気がしたのですが,2年前のこれでした。

思いつくままに挙げたが医師不足の解消は官僚まかせにする問題でない。医療の専門家集団である医師会が率先して取り組むテーマだ。国民の期待もそこにあることを真正面から受け止めてほしい。

社説:医師不足 地域医療を崩壊させるな - 毎日新聞 2006年6月13日 cache

書いたのが同じ方であれば思考停止にも程がありますが,もし違う方が書いているとすれば以前の社説をコピベして改変したか,そうでなければ毎日新聞の社説には何かひな形みたいなものがあるんじゃないかと疑ってしまいます。この社説のレベルに対抗して,当方のツッコミも当時書いたコメントからコピー&ペーストすれば沢山でしょう。

挙げ句の果てには,「医療の専門家集団である医師会が率先して取り組むテーマ」などとおよそ見当違いのまとめ方。結局これまで医局を悪の権化として攻撃してはきたが,いざ崩壊して問題が噴出した時に責任を誰に転嫁していいか分からないのだろう。とりあえず今回は医師会の責任にするつもりらしいが,筋違いもいいところである。まずは自分の新聞のバックナンバーを読み返して,これまでの医療政策とそれを助長してきた報道内容をよく考察してみて欲しい。

http://d.hatena.ne.jp/DrPooh2/20060613/1200447649