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高等戦術


少し前になりますが,日経ネットにこんな記事がありました。

社会保障国民会議、地方の医師不足巡り議論 - 日経ネット cache

政府の社会保障国民会議は9日、医療・介護・福祉について集中的に議論する「サービス保障分科会」(座長・大森弥東大名誉教授)の第2回会合を開き、医師不足問題など地域医療対策を中心に議論した。委員からは医師の偏在の解消には新しい制度やルールが必要になるとの意見が続いた。

「新しい制度やルール」なんてずいぶん物騒な話です。いよいよ医師強制派遣の話題が登場するのではないかと予想して肝心の国民会議HPの議事録が公開されるのを待っていたのですが,キャリアブレインの方で記事が出ていました。こちらだと22日とのことなので別の日なのかも知れませんが。


医師派遣で調整役を - キャリアブレイン

 澤委員はさらに、「ローリスクやハイリターンの診療科にどうしても人が流れやすくなる」と述べ、外科や産婦人科などでは今後も医師不足が深刻化する可能性を指摘した。その上で、地域や診療科による医師偏在の解消策として、まず地域単位で医師を派遣し、「コーディネーター」が医療圏や診療科ごとに再配分するなどの仕組みを提案。特区制度を活用して具体的なシステムづくりを進めるよう求めた。

当方のようなシロウトはつい「それならハイリスクとかローリターンの方をどうにかすればいいのに」なんて考えてしまいますが,そこは仮にも国民会議に招聘される教授*1ともなると何か深い考えがあってのことかも知れません。例えばまあ,「医師強制派遣」みたいなトンデモ案が浮上するぐらいならいっそのこと「コーディネーター」なんて思い切り周回遅れのアイディアを出して相手を混乱に陥れるとか。…ちょっと無理がありますか。


 

*1:澤芳樹委員:大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科学主任教授