文庫本の表紙

普段の買い物はamazonばかりですが，今日は久しぶりにリアル書店に行ってみました。実際にたくさんの商品を眺めたり，立ち読みしたりするというだけでもなかなか楽しい時間を過ごせるわけで，たまにはいいものです。まあ実際のところは，田舎に住んでいると出かけるだけで億劫になってしまうのですが。

文庫本コーナーを眺めていたら，いつのまにか夏目漱石の「こころ」と芥川龍之介の「地獄変」の表紙もデスノートのひとになっていて，新刊の隣に平積みになっていました。そういえば「人間失格」の表紙をおなじひとが担当したら売り上げが伸びたという話がちょっと前にありましたね。二匹目のドジョウとなるかは不明ですが，出版社の苦労がしのばれるところです。実際に読んでみないと分からない面白さというのはあるわけで，これをきっかけにライト層が興味を持ってくれたら，というのは分からなくもありません。

インパクトが高いという点は「伊豆の踊子」のほうが上かも知れませんが，こちらは表紙買いしたひとが余計な期待をしたら可哀想かも知れません。いくら読んでも敵との戦闘は一向に始まりませんから…。