今週の医療ドラマ


小児救命」というドラマが始まったので観てみました。コンビニ受診歓迎というコンセプトの診療所を開業するという話で,第一話ですでに「そんなことしてスタッフがもつわけないでしょ!」というしごく真っ当なツッコミがベテラン医師から入っていました。まあ制作側の意図としては,これから紆余曲折があって最後は院長のコンセプトが認められて大団円という展開にしたいんでしょうけど,そういう意味では小児科版「Tomorrow」といった趣でしょうか。個人的にはコンビニ小児科を継続可能にする解決案がどんなものかは興味があります。とりあえず「オープンベッドで僻地公立病院建て直し」を越えるアイディアを期待。ただ問題は,これから全話観る気が全然起きないことなんですが…。


そのあと「風のガーデン」も続けて鑑賞。どうも医療そのものは本筋ではないようですが,そうだとすると登場人物の造形に説得力を持たせるためだけにこれだけリアルな医療現場を再現したということですから,何というか,ものすごく贅沢なドラマですね。関係ないですが,閉塞性黄疸患者が皮膚だけでなく眼球粘膜までちゃんと黄疸になっていて*1,あれはメークとかでどうにかなるんだろうか,それとも画像処理なんだろうか…なんてどうでもいいことが気になってしまいました。



 

*1:ものすごく細かいことをいえば,ドレナージしたからといってその晩のうちに黄染が消えることはないでしょうけど。