医療崩壊学講座


ssd先生のエントリ「すべてがFになる」からインスパイア。福島県の文化的背景を学ぶ講座を医学部内に置くというのであれば,いっそのこと医療崩壊に関する文化的・社会的背景を研究する「医療崩壊学」にしてしまったらどうでしょうか。研究内容は,医療崩壊の経緯とそれに関わる報道・言説を系統的に収集・分析することで,医学だけでなく,経済学や法学などの人文系とも重なることになります。目的はもちろん「医療崩壊を食い止めること」ではなく「医療崩壊を見守り,後世に伝えること」。もう少し前向きに言うと「医療崩壊の要因を分析し,崩壊後の再建に役立てること」でしょうか。医療崩壊に関しては泉崎村立病院の件以来長年の伝統を誇る福島県にこそふさわしい役割だと思います。