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愛育病院に労基署が是正勧告

医療崩壊


ロハスメディカルに速報が出てましたが,話の成り行き次第では大事になりそうな予感がします。

東京都港区の恩師財団母子愛育会・愛育病院(中林正雄院長)が今月、所管の三田労働基準監督署から、医師など職員の労働条件に関して、36協定を締結していないことなどを理由に、労働基準法違反で是正勧告を受けていたことが分かった。最悪の場合、業務停止命令が出されるという。同病院は、秋篠宮紀子様悠仁親王を出産されるなど、条件の恵まれたセレブ病院として知られている。また、1999年には東京都から総合周産期母子医療センターの指定も受けている。他病院に比べて労働条件に恵まれた同病院さえ是正勧告を受けたことで、周産期医療界に激震が走っている。

厚労省(のうち旧労働省担当)は労働基準法を逸脱した労働環境を認識したうえで,労働基準法を遵守させるだけで解決するのは難しいと仰っていた記憶があるのですが…。昨年7月の朝日新聞の記事より引用(強調は引用者による)。

医療政策を担当する同省医政局は「医療秘書など医師を支える人材を強化することで激務の緩和をはかりたい。過重労働を報酬で解決することは考えていない」との立場。一方、全国の労基署を統括する同省労働基準局の担当者は「一般企業の名ばかり管理職問題と違い、医師不足が最大の原因。医療行政を変えない限り解決は難しい」と話す。

(cache)勤務医も名ばかり管理職 手当・シフト…改善模索 朝日新聞

もしかすると当方が知らないだけで,実はこの半年のあいだに医師の労働に関する医療行政が劇的に改善されたとかなんでしょうか。

追記(2009-03-25 18:20)

と思っていたら続報。総合周産期センターの指定返上を通知とのことです。この件に関しては社会に対する影響が大きいとか何とか理由をつけて結局は大山鳴動して…という結論を予想していたので,本当なら驚きです。もっとも労働基準法違反がセンター返上くらいで許されるのかという気もしますが。