Rush Life


4月に入ってから業務と雑事に追われています。まあほとんどが雑事なんですが…。


業務面で昨年と変わったのは在宅患者が増えたことです。だいたいは安定した患者さんなのですが,人事異動に伴うと思われる基幹病院からの逆紹介例だと,こちらでもいろいろと準備が必要になって来ます。というか,いざ必要になってからあわてて準備するほうが悪いんですが,どうしてもバタバタしてしまうのは反省。


雑事に関してはいろいろありますが,取りあえず優先度の高い順ということで,まずは審査委員会に先立って送付されてきた介護認定の判定資料を審査委員テキストとid:zundamoon07さんの記事を参考にしながらチェックしてみました。介護者の負担が多そうでも意外と介護度が低いケースと,逆に割と自立した生活が送れていそうでも高い介護度がついているケースがいくつかありましたが,前者のほうが多そうな印象。なかには前回認定時とさほど状態が変わっていないか,むしろ悪くなっているのに介護度が下がっているケースすらあるところをみると,やはり一次判定のアルゴリズム(もしくはその運用)に問題があると考えたほうがいいのかもしれません。そのあたりは他の審査委員の意見を聞いてみたいところです。


あとは山積みになった書類を片付ける仕事が残っていますが,こればかりは勤務医でも開業医でも逃れられないようです。主治医意見書あたりは適当に済ませてしまいたいところですが,審査する側に立ってみて病状や特記事項の欄をキチンと書くことの重要さを思い知らされてしまい,どうしても時間がかかってしまいます。でも資料を見る限り,実際のところはほとんど書いていない先生も多いです。


ということで慌ただしい生活(Rush Life)を送っているわけですが,こんな時こそ音楽でも聴いて豊かな人生(Lush Life)にしたいものです…というわけでJoe HendersonHerbie Hancockによる"Lush Life"の演奏を。

ちなみにこの曲,Lush Lifeを「豊かな人生」と訳すのは誤りで「飲んだくれの人生」とするのが正しいらしいですね。