療養病床は高止まり


療養病床、削減進まず 医療機関の動き鈍く - 日経新聞

 厚生労働省が医療費の抑制に向けて進めている「療養病床」の削減が難航している。2006年度の約35万床から12年度末に22万床まで減らす計画を掲げるが、今年になっても約33万床程度で高止まりしている。入院者の受け皿づくりや利用促進策を打ち出してきたものの、医療機関や患者の動きは全般に鈍い。医療費がかさみ続けるとともに、将来行き場をなくす高齢者が急増する懸念も生じている。


病床数の推移に株価や原油価格と同じ感覚で「高止まり」という用語を使うのがいかにも日経新聞らしいといえばらしいのでしょうけど,であれば,厚労省の打ち出してきたご立派な「入院者の受け皿づくりや利用促進策」がなぜ有効ではないのか客観的に分析してほしいところです。仮にも経済紙なんですから,医療機関の経営収支や患者側の家計負担を無視した精神論や根性論は無しでお願いします。