医療ジャーナリストの転身


フジテレビ論説委員黒岩祐治氏が大学教授に転身するとのことです。


「日本の医療変えたい」 フジ・黒岩祐治キャスター 退社、大学院教授に - 産経新聞

フジテレビのキャスターで解説委員の黒岩祐治さん(54)が今月末に同局を退社し、来月から国際医療福祉大学大学院の教授に転身する。医療はキャスターとして何年にもわたって追い続けてきたテーマ。産経新聞のインタビューに「日本の医療に対して具体的にアクションを起こしたい」と、60歳の定年を待たずに決断した理由を語った。

現状の医療に対するご批判も結構ですが,以前には福島県立大野病院「事件」の報道に関して「記者クラブの弊害として警察発表への批判が働かなかった」という反省をされているわけですから*1,その点を踏まえて今後は日本の医療ジャーナリズムに対してアクションを起こすというのは如何でしょうか。今回の転身にしても見方によっては「天下り」と何が違うんだとか,職場の先行きに見切りをつけて脱出したのだろうなんていう憶測もされるかもしれませんが,これからは是非そんな批判を払拭するような活躍を期待しているところです。