日本医師会も一蓮托生


中医協から日本医師会を排除 開業医より勤務医対策? - 産経新聞

長妻昭厚生労働相ら厚労政務三役は8日、診療報酬の具体的点数を決める中央社会保険医療協議会厚労相の諮問機関、中医協)について、これまで3人いた日本医師会(日医)の代表委員を全員排除する方針を固めた。
長妻氏らは、日医が開業医に有利な形で診療報酬改定に影響力を行使しているとみており、人員不足が深刻な勤務医対策を充実させることが狙い。日医の代表委員に代わり、自治体病院や大学病院の関係者らを委員に任命することを検討している。
中医協委員は慣例的に関係団体枠があり、日医がはずれるのは初めて。日医側の反発は必至で、来夏の参院選にも影響が出そうだ。


まあ政権交代すれば大方予想できた事態とは言えます。実際のところ中医協というのは厚労省官僚のお膳立てした政策を追認するための儀式になっているわけで,もしそのプロセスを「政治主導」によって改善できるのなら,これは非常に有意義なことだと思います。正直言ってそんな状況で日本医師会が排除されようがされまいが大勢に影響はないでしょうし,医師会内部ではゴタゴタするにしても外部から見ればどうでもいいことでしょう。もっとも医師会を排除したことをもって「改革」と称して本体に手をつけないのであれば,社会にとって得るところはないでしょうけど。