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第二波襲来


先週後半から今週にかけて当地でもインフルエンザの流行が再燃し,近隣の幼稚園や学校も軒並み学級閉鎖になっていました。先日発表された統計に合ったように,ほとんどが高校生以下に集中していて,今のところ成人だと30才代が上限です。重症例はまだお目にかかっていませんが,急激に悪化するよう方は当院のような町医者ではなく初めから病院へ行くという選択バイアスを考慮すると新型インフルは症状が軽いと軽々しくは言えません。小児専門外来,あるいは救急外来だと傾向がまた違う可能性はあります。


とはいえ発熱も軽度で自覚症状に乏しいような方でも簡易検査陽性でビックリすることも結構あって,従来のインフルエンザ患者で想定されるイメージとは異なっているようです。簡易検査の陽性率の低さと合わせて診断でも見逃されるケースは多く,それどころか受診さえされずに終わっているケースがかなりあることが想定されます。


本人にとってはもちろん症状が軽いのに越したことはありませんが,その一方で感染力を持った方が普段通り活動することにもなるわけです。感染が急速に拡大しているのは,「新型ウイルス」のためにまだ免疫を持っていないからという理由のほかに,意外とそのあたりも寄与しているのではないかと勝手に思っています。熱がちょっと出ただけでもパニックになる方がいらっしゃる一方で,軽症でもインフルエンザが否定できない以上,リスク因子を持つ少数の方々のためにキチンと感染予防することを理解して頂くのはなかなか大変なことではあるのですが…。