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Well, You Needn't


「中医協の意見書」が密室で決裂、問われる国民代表 - ロハスメディカル


中医協というのは元来,公的医療保険に関わる支払い側と診療側の両者が診療報酬の配分を議論して厚労相に答申するのが仕事…ということになっています。とはいえ実際には議事進行から資料の作成まで厚労省が仕切っていて,あらかじめ決まった結論を追認するだけの儀式と化しているのではないかという指摘は以前からされていました。今回「改革」ということで診療側委員を入れ替えた結果中医協として意見が統一できなかったというのは,これまでが馴れ合いだったという見方もあるでしょうけど,どうも仲裁する側も本気で結論を出すつもりがなかったように見えてしまいます。といっても,


診療報酬改定の意見書なくても問題ない―厚労省 - CBニュース

改革が行われるまでは、中医協が診療報酬改定率の決定に大きな影響力を持っていたが、厚労省の担当者は12月9日の中医協終了後、「改革後は内閣が改定率を決めることがはっきりした。(今回は)改定率に対するコミットの仕方が大きかった時代とは違う」と説明した。

こうやって厚労省自らが中医協の存在価値を否定しているわけです。これが「政治主導」であれば本来の意味で「改革」が期待できるのでしょうけど,おそらく今後は別のルートを使って配分のコントロールを行っていくんでしょうね。こうなることまで読み込んだ上で診療側委員を選んで好きなことを言わせていたとすると,今回の事態も「計算通り」ということなのかもしれません。