読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

後知恵批判への反論


WHOが製薬会社と結託してパンデミックを煽ったとの批判があるらしく,それに対する反論が公式サイトに掲載されていました。


WHO、製薬会社と癒着?新型インフルで欧州会議が調査 - 朝日新聞

同会議保健衛生委員会の委員長で、感染症を専門とするドイツ人医師ボーダルク氏が「虚偽のパンデミック」との動議を提起したことが発端。仏リュマニテ紙のインタビューに「こんな厳戒態勢をとる正当な理由がない。WHO内のあるグループは製薬会社と癒着している」と、不透明な関係の存在を指摘した。


Statement of the World Health Organization on allegations of conflict of interest and 'fake' pandemic

Providing independent advice to Member States is a very important function of the World Health Organization (WHO). We take this work seriously and guard against the influence of any improper interests. The WHO influenza pandemic policies and response have not been improperly influenced by the pharmaceutical industry.


結果的に強毒性ではなかったからワクチンの需要を煽る必要はなかった,なんていうのは典型的な後知恵による批判です。そもそも強毒性ではなく健康な成人の大部分にとってさほど影響がなかったからいいという発想は,ワクチンによる集団免疫によってリスクが高い集団を守るという視点が欠落しています。正当な批判とも思えませんが,影響を考慮するとここはキチンと反論する必要があるという判断なのでしょう。確かにWHOもある意味官僚組織であり内部への批判は多々あるようですが,組織そのものに対する評価は区別して行わないと単なる陰謀論のレベルになってしまい,建設的な議論はできないと思います。