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合剤とネーミング


最近発売となった医薬品といえば,インクレチン関連を除けば,昨年発売になったARB+利尿薬に加え,ARB+CCB,CCB+スタチンといった合剤がやたら多い印象があります。医薬品メーカーとしてもまったくの新規医薬品が出てこないなかで主力製品の特許切れという事情もあるんでしょう。もちろん手抜きというわけでなく,従来の有効成分を複数含有しながら,それぞれ至適の分解・吸収過程を得るためにはそれなりの製剤技術が要求されるのでしょうけど。

それはそれとして処方するほうとしては,製薬会社がそれぞれインパクトを狙って独自色を競うためか,ネーミングにまったく統一性がないので正直どれがどれかよく分かりません。ルールがないので従来から合剤の命名が分かりやすいわけではないのですが,ブロプレス+ダイクロドライド=エカード,ディオバン+アムロジン=エクスフォージ,アムロジン+リピトール=カデュエットなどなど,こう一気に増えるとつらいものがあります。まじめな話,現場でエラーを誘発するんじゃないかと心配になります。

そういう意味で本来は誰でもわかるような命名ルールがあればいいんですが,実際はなかなか難しいみたいです。個人的には,悟天+トランクス=ゴテンクスみたいな感じだと間違えにくくていいかなと思うんですが。そういえばセレベント+フルダイトは申請時セレタイドという名称で判りやすかったのですが,発売時の製品名がなぜかアドエアになっていたのはちょっと残念でした。