iPadを使ってみました


iPhone/iPod touchはずっと静観していましたが,今回のiPad祭りには参加してみました。冷静に考えるとどうしてもなければ困るわけではないのですが,所有欲を満たすこと自体が目的になるという本末転倒なことがあるのもまた人間の性ということで…。

いちおうネット閲覧のような重い処理が要らない作業を代替するマシンということで,ネットブックあたりと競合するのでしょうけど,同じことならマルチタッチスクリーンで直感的に操作するほうが楽しいわけです。指先で移動したりページをめくるときの挙動とか慣性の具合とか微妙に違和感があるとストレスになりそうですが,それを解消するために労力を惜しんでいない感じです。個人的には,携帯性を犠牲にしてもiPhone/iPod touchより大きな画面でこの操作を楽しむメリットはあると思います。

医療現場への導入についてもさっそく話題になっていました。画像や資料のビューワとかデータの共有というのもいいのですが,上記の特性を考えれば,むしろ患者さん側(特に何らかの障害を有する)にとってコミュニケーションの一助になるような気がします。

今のところ気になるのは日本語入力です。タッチスクリーン上の仮想キーボードは画面を横にすればブラインドタッチもできそうなサイズだし,日常用途にはいいのですが,単語登録も専門辞書追加もできないので,専門用語を多用した文章は厳しいと思われます。せめてGoogle IMEと連携できるような機能があればかなりいけそうなのですが…。