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政権政策の重箱の隅

医療崩壊 ネタ


参院選挙を控えて民主党が「政権政策」資料を公表しています。公示後に提示される正式なマニフェストの概要ということですが,大筋は同じになるのでしょう。税制改革といった主要政策に関してはきっと他でツッコミが入ると思われるので,当方は重箱の隅をつついておくだけにします。

社会保障全般については

財源を確保して、持続可能な社会保障制度を構築します。

ということですが,医療崩壊への対策に関して具体的に触れているのは

診療報酬の引き上げに、引き続き取り組みます。
地域の医師不足解消に向けて、医師を1.5倍に増やすことを目標に、
医学部学生を増やします。看護師など医療従事者の増員に、引き続き取り組みます。

あたりです。医師を増員する方針は当方の記憶では政権交代前に決まった話だと思いますが,それをさらに「引き続き取り組みます」ということらしいです。診療報酬も政権交代後に0.19%と大幅に上がってますから,その程度は「引き続き取り組みます」ということでしょう。なにしろ前回マニフェストに対する評価として,

32.地域の医師不足解消
産科、小児科、外科などの医師を確保して地域の医療体制を強化するため、医学部定員を8846人(前年比360人増)にしました。

これが「実現したこと」として挙げられているくらいなので,マニフェスト的にはそれで必要十分ということなのかもしれません。もちろん実際にはこれが「医師不足解消」への長い道のりへの第一歩にすぎないことは中のひとも十分承知でしょうし,選挙を目前にしてかなり無理があっても実績を水増ししなければならない事情はお察しします。とはいえ世の中にはそういった空気を読めずに「政権交代医師不足は解消した」と誤解するひともいないとは限りませんから,それなりに配慮は必要かと愚考します。