portable WiFi導入の備忘録

BUFFALO ポータブルWiFiルーター Portable Wi-Fi DWR-PG

BUFFALO ポータブルWiFiルーター Portable Wi-Fi DWR-PG

先日iPadを購入する時点では,当地域でのソフトバンクの3G網があまりに貧弱だったのではじめからモバイル使用はまったく考えずWiFi版を選択したのですが,このたびつい魔が差してバッファローのportableWiFi(DWR-PG)を導入してしまいました。無線LANスポットなんて数えるしかないこの片田舎でも場所を選ばずにアクセスできる,というのはそれなりに気分がいいものです。まあそれが何の役に立つのかは例によって考えないことにします。設定そのものはたいして難しくなかったのですが後日のため一応メモ代わりに記事をあげておきます。

まず導入のためには上のDWR-PG本体とFOMASIMカードを入手しないといけません。DWR-PGは単体で購入するか,あるいはドコモショップで回線契約とセットで購入するかのいずれかですが,価格は当方が購入したAmazonだと31000円,ショップだと39000円でした。カタログ上はショップで購入すると月額が割安になるバリュープランを選択できるとあったのですが,実際には本体をショップに持ち込んでもおなじプランに入ることができたので,結局メリットはなさそうです。いずれにしてもFOMA回線を契約するとSIMカードが発行され,ドコモ3G網が利用できるようになります。

料金プランについては,まともな回線速度を利用するためには「定額データプラン」一択となります。2年縛りの「スタンダード割」を追加すると月額がもう少し安くなります。2年どころか半年先にどんな新製品が出るか分からない状況では若干ギャンブルではありますが,これも契約しました。これで維持費はデータ量に応じて1000〜5985円ということになります。

次は実際の接続ですが,Macは使わずiPadのみで一通り設定可能でした。DWR-PGとiPadの接続は付属マニュアルにもオンラインヘルプにもありますが,とくに難しいところはありません。肝心の3G経由インターネット接続については,ショップではmopelaとかいうドコモ関連プロバイダを勧められたのですが,これ以上プロバイダを増やしたくなかったので自宅の固定回線で契約しているOCNのアクセスポイントを利用することにしました。月額利用料は577.5円でmopelaの525円よりわずかに割高ですが,利用しない月は料金が発生しないというのがメリットといえばメリットです。

ルータの設定ですが,OCN公式サイトによるとPCもしくはMacに専用アプリをインストールしろとのことで,これだとiPadでは対応できません*1。こういうときはブラウザからIPアドレスを直接入力するのが常道ですが,バッファローのサイトにその方法が掲載されています。設定が成功すると,あとはDWR-PGの電源が入っているあいだは自動的にネットにアクセスできるようになります。

日曜日試しにDWR-PGをカバンに入れて日中移動しながらiPadを使ってみたのですが,まわりにあまり人家がないような場所でも普通にアクセス可能でした。6時間くらい電源を入れたままでしたが,バッテリ切れもなし。天気のいい日に川沿いの公園で木陰のベンチからアクセス,というのもなかなかいいものです。完全に自己満足ですが…。使い道はいくつか思い浮かびますが,ここで変に欲張って診療に活用しようとするとかえって効率を下げそうな気もするので,当面は趣味というか,オモチャとして遊ぶつもりです。


 

*1:あとでやってみて判ったのですが,MacにインストールしてもDWR-PGは認識してくれませんでした