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主治医機能の評価?

来年度の診療報酬改定の概要が発表されたので先程目を通してみました。とりあえず何だこれ?と思ったのは「主治医機能の評価」(P42)という項目です。

外来の機能分化の更なる推進の観点から、主治医機能を持った中小病院及び診療所の医師が、複数の慢性疾患を有する患者に対し、患者の同意を得た上で、継続的かつ全人的な医療を行うことについて評価 を行う。

ということで「地域包括診療料」が新設されます。これだけ読んだら高齢者を対象とした慢性疾患の包括支払ということで6年前の後期高齢者診療料の焼き直しのようですが,点数は600点から1500点の大幅増となるかわりに要件は診療所の場合

  • 時間外対応加算1を算定していること
  • 常勤医師が3人以上在籍し
  • 在宅療養支援診療所であること

を「すべて」満たす必要があるとのことでかなり厳しくなっています。イメージとしては24時間対応の在宅診療をチーム制で取り組んでいる診療所が外来での慢性疾患の管理も行うという感じで,後期高齢者診療料よりもだいぶハードルが高くなりそうです。ただ在宅を主体としたクリニックがそこまで手を広げることができるんだろうかという気もしますし,一方実際に高齢者の慢性疾患に対応している多くの零細個人開業医にはあまり恩恵がなさそうです。なんでまたこんな中途半端な設定にしたのか分かりませんが,考え方によってはむしろ,意図的に使いにくい制度にすることがコスト節約という目的には叶っているのかもしれません。この項続く(予定)。