周回遅れで独走態勢


ssdさんのブログより引用させていただきました。

「安心して子供も産めないのか」
「6時間で天売→羽幌→留萌→札幌 赤ちゃん死産、母体も危うく」
留萌管内羽幌町・天売島の妊婦が昨年6月、医療体制が整っていない地元で死産し、 自らの命も一時、危険な状態になった。天売島から羽幌町留萌市を経て札幌市まで約六時間、二百キロ。妊婦が病院を転送された軌跡をたどると、医師不足が深刻化し、 危機に直面する地域医療の縮図が見えてくる
(報道本部 田中祥彦)

ssd's Diary: やっぱりこの国はどうかしている


江別市立病院の時もそうでしたが,ネットに記事を転載しないからといって北海道外で読まれていないと思ったら大間違い。全国紙がこっそりと方向転換しつつある中で,現状認識のなさがしっかりと全国に晒されています。ssdさんの指摘されるように,多くの医療者が一人の命を救うために全力を尽くした「美談」として受け取るのが正常な感覚だと思います。道新の記者にそれが無理ならせめて,いたずらに遺族の感情に寄り添うことなく事実を中立に伝えるべきでしょう。