介護とエンターテインメント


現在コミック誌で定期購読しているのはイブニングぐらいですが,ここで連載されている「ヘルプマン」が面白いです。特に今号で終了した「認知症編」では認知症初期に起きる出来事を本人目線で描いている点がなかなか新鮮でした。高齢者特に認知症の介護に関するドラマはフィクション・ノンフィクション含め多数出ていて,テーマがテーマだけにどうしても深刻になったり,逆に必要以上に前向きだったりする傾向があるんですが*1,その点本作は介護の現状とエンターテインメントが両立している作品じゃないかと思います。

介護とエンターテインメントといえばだいぶ昔にいがらしみきおの「のぼるくんたち」というマンガがどこかに連載されていて,老人介護ギャグ漫画という唯一無二のジャンルを築いていたのを覚えています。思えば当時にしてはあまりにも先鋭的だったかもしれません*2



 

*1:全部に目を通したわけではありませんが…。

*2:今だったら受け入れられるとも言い切れないですけど。