季節性インフルエンザの行方


季節性インフルどこへ? 流行期もウイルス検出なし - 中国新聞

新型インフルエンザの大流行が続く中で、例年流行していたAソ連型、A香港型の季節性インフルエンザウイルスがほとんど検出されていない。新たなインフルエンザのパンデミック(世界的流行)が起きると、それまで流行していたA型ウイルスが新しいウイルスに置き換わる現象が過去にも起きているが、従来の季節性インフルエンザはもう流行しないのだろうか? 今後の状況次第では、来シーズンのワクチン製造にも影響が出てくる。

年が明けてからインフルエンザの受診がめっきり少なくなり,当院に悪い評判でも立ったのかと心配していましたが,連休中お手伝いに伺った基幹病院の救急外来でもピークと比べたら3〜4割程度とのことで,どうやら例年なら今頃増えているはずの季節性インフルエンザがほとんど出ていないということのようです。遺伝的に関係ないノロウイルスも減っていることからは感染予防に対する意識が高くなったことも影響しているともいえますが,他の国や過去のパンデミックでも同様の現象が見られるようですから,新型ウイルスによって従来のウイルスが「押し出された」という可能性が大きくなるのでしょう。もちろん,以前あったように季節外れの流行もありえますから油断はできませんが…。