医療ドラマ2題


この10月からフジテレビ系で「医龍2」が始まるようです。前作のドラマはほとんど見ていないのですがうちの奥さんが大絶賛しており,おそらく今回は強制的に視聴することになるかと思われます。原作コミックは大学病院における教授選挙を軸に話が進行中ですが,「医龍2」はオリジナルストーリーとのこと。サイトの予告編を読むとやはり院内政治に主人公の朝田龍太郎が絡んでいくようですが...。主演の坂口憲二によれば,

現実問題として、地方の病院がどんどんなくなったり、医師の数が減ったりもしているようですね。そういう部分…今の世の中を反映していることを取り上げることは大事だと思います。僕らはそれをドラマで描くけど、ちょっとでも実情が世間に届いてくれて、何かが変わってくれれば…と。特に作品が医療を扱うので、現実的な部分も必ず持っていた方が良いとも思います。


ということなので,医師不足で崩壊している病院なんかも登場したりするんでしょうか。医療においてはスーパードクターといえどもどうしようもない限界がある,みたいな展開だったら高評価です。原作コミックではそれに近いエピソードもあった気もします。

もうひとつ気になるのは「チームバチスタの栄光」映画化。来春公開だそうです。白鳥=阿部寛というのは適役でしょう。原作に関しては医療事故への偏見を助長するような描写が気になるものの,それなりに面白かった覚えがあります。続編は医療ドラマというよりB級SFみたいでしたが。

医療ドラマといえば,今般の高齢者医療問題を踏まえて「破裂」あたりをドラマ化するのもいいかも知れません。久坂部羊氏の考え方には必ずしも同意できない点もありますが,ある意味現実の医療政策の一面をとらえているかと思います。


破裂

破裂