モンスターペイシェントの来訪


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最近話題のモンスターペイシェントの実例集です。もちろんこちらも人間ですから腹の立つことはありますが,それを態度に出ないようにするのは場数を踏んで経験値を上げることが必要,ということなんでしょう。もちろん単に辛抱するということではなく,理不尽にはそれなりの対応をするためにも冷静さが重要なわけです。まあ我が身を振り返ればまだまだ修行が足りないといわざるを得ませんが。

上記記事のなかにも,ちょっとした行き違いだなと思う例もあれば,大理不尽といわざるを得ないような例もあっていろいろです。個人的に引っかかったのがこれ。

残薬は十分あるのに時間外に自宅に直接来て、家族が定期処方を依頼してきた時にイラっとした。(30歳代・内科勤務医)


あっさりと書いてますが,時間外に直接自宅って常軌を逸してませんか。開業医ではなくて勤務医です。この行動を変だと思わないようなひとはさすがに極く少数だと信じたいのですが…。この状況でも「イラっとした」ぐらいで済ませているこの先生は相当経験を積んでいるか,とても徳の高い方か,そうでなければ既にあきらめの境地にある方なのでしょう。