後期高齢者医療制度の見直し


後期医療制度 高まる見直し機運 自民、議連が発足 - Yahoo!ニュース cache

 会合では「なぜ新制度を導入するのか、地元の支持者に分かりやすく説明する資料がない」、「早めに新しい保険料を伝えていればこんなことにはなっていなかった」などと厚労省の説明不足に対する批判が噴出した。
 初会合に100人近くもが名前を連ねたのは、「高齢者層にそっぽを向かれたら、自民党の支持基盤は根こそぎなくなるに等しい」(ベテラン議員)との危機感が強いためで、「高齢者の感情を踏みにじる制度」「仕組みにも問題がある」といった制度の見直しを求める意見や、「このままでは75歳以上が次の選挙で入れてくれない」との懸念も出た。

この中で当時法案に賛成したひとは何人いるの?…とはいうのが正直な感想。結局のところ,地元選挙民の皆さん向けに「私はちゃんと反対しましたよ」というアリバイが作れたらそれでいいんじゃないの?…なんて邪推してしまいます。とりあえず,パフォーマンスなのか本気なのかはともかく「このままでは選挙が危ない」という危機感だけは充分伝わってきますけど。

選挙目当てであろうと,政権与党が問題を認識して修正するつもりがあるなら,この件だけで政権交代を声高に主張するつもりはないんですが,党内から上がった声が「地元の支持者に分かりやすく説明する資料がない」「早めに新しい保険料を伝えていれば」なんてテレビ・新聞レベルの批判で終わっているようでは期待薄ですね。説明の問題である,という議論に持っていくと厚労省の思うつぼなんですが…。「仕組みにも問題がある」という声もあるようなので,もしかしたら単にメディアのフィルターを通すと議論が浅いように見えるだけかも知れません。