医療ドラマを鑑賞


一部で話題の医療ドラマ「tomorrow」を鑑賞。赤字に悩む病院を舞台に,熱血な医師と苦渋の策として迎え入れた経営再建の請負人が対立する,という図式はどこかで見た覚えがあると思ったら「医龍2」とそっくりです。請負人がアメリカ帰りの女医というディティールまで似ていますが,まあ,テレビドラマで医療崩壊を取りあげようとすると,どうしても似た発想になってしまうのかも知れません。赤字病院の院長のキャストまで同じ*1というのはできすぎですが。

医療の描写がツッコミどころ満載なのはあちこちで指摘されていますが,これに関しては今更どうしようもないと思います。医療監修をされた北里大救急部の先生はきっと多忙のあまり逐一チェックができなかったのでしょう。どちらかというと個人的には医療崩壊監修をもう少し頑張って,医師個人の情熱で病院が末永く存続するなどという絵空事ではなく,地域医療が焼け野原になるところまできっちり描いて頂きたいところです。その場合タイトルは「day after tomorrow」の方がふさわしいかも知れません。


 

*1:妻に指摘されてはじめて気がつきました。