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報道による通達2

医療政策 報道


報道によれば新型インフルエンザワクチンの接種が今日から始まるらしいのですが,当地では各医療機関が参加するかどうかの確認と自院の接種対象者の報告が行われた段階で,接種どころかワクチン自体もお目にかかっていません。どうやら各医療機関からの希望数をあわせたら予想通り供給数を大幅に上回ってしまい,医療機関によっては希望通りの本数は回ってこない模様。厚労省の「医療従事者は100万人」という概算はやはり少なすぎでしたが,結局は帳尻あわせを現場にやらせるというのもこれまた予想通り。今後ハイリスクの方への接種に際しても同様かと思うと気が重くなります。


さらに,報道によればワクチンは1回接種で可能だろうとのことですが,根拠となっている治験からすぐに1回接種という結論が導かれるわけでもないようにも思えます。上記のような事情もあって正直「随分都合のいい話だなあ」なんて思ってしまいました。実際のところ,2回接種よりも予防効果で劣る可能性と1回接種によって接種できない方を減らせる点を天秤にかけた上で結論を下したのでしょうから,あらかじめそうしたメリットとデメリット双方を説明しておかないとのちのち無用な不安と混乱の元になるのではないかと危惧します。いずれにしてもこういう報道が先行することで今回も現場が混乱するのは確かでしょう。