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社会保障と経済成長

医療政策 介護


民主党政権が年末に経済成長戦略を発表していましたが,その中に「医療・介護による内需拡大と雇用創出」も含まれているようです。経済に関しては素人の立場からの素朴な疑問としては,言い方を変えると,これまでの医療・介護分野で需要創出が不十分だったということになりますが,その原因はいったいどこにあったのでしょうか。某経済団体が主張するように,規制による非効率が原因であり,民間企業の参入や混合診療導入により需要の創出が可能,ということであれば,それを医療に先んじて実践した介護分野の現状はどうにも納得できません。「第三の道」というからにはイギリスでのブレア改革を念頭に置いているのでしょうけど,当方の知る限りでは,そこには質を高めながら効率化を図るためには基盤となるシステムにコストをかけることが必要であるという理念があり,じっさいにGDP比で先進国最低レベルだった医療費の公的支出を大幅に引き上げているはずです。今回の戦略に関してそういう話が出てこないのはどうにも不可解な感じがします。