医師と労働組合

 病院の勤務医の90・0%が「医師不足」と感じ、9割以上の人が「疲れを感じている」ことが、日本医療労働組合連合会のアンケート調査で分かった。時間外労働は月平均63・3時間で、過労死認定基準の目安である「月80時間」を超える人が31・2%に達していた。女性医師の97・9%は生理休暇を取れず、6割近くが妊娠時に「切迫流産」などの異常を経験していた。

(cache) 医師不足:病院の勤務医9割が実感 妊娠時に異常、6割経験−−医労連調査−医療:MSN毎日インタラクティブ

研修生→日雇労働者→管理職という職歴を経てきた身としてはこれまで労働組合と縁がありませんでした。労働組合の方でも医師を相手にしていなかったんでしょう*1。こうした「労働者」の過酷な労働環境を数字を出して明らかにしたことを評価していいものか,あるいはここまで「労働者」のモチベーションが低下して医療現場が崩壊するまで目を向けてこなかったことを責めるべきなのか。

*1:医労連のサイトに掲載された昨年のアンケートでは医師の回答はわずか0.7%