面従腹背


先日の■小手先の対策で取りあげた後期高齢者医療制度(選挙対策)プロジェクトチームに関連した記事。

保険局の原徳壽・医療課長が「与党のプロジェクトチームから一定の方向性が出ると聞いている。(厚生労働)大臣も考えを出すようなので、中医協での議論が必要なものがあるかもしれない。その際にはよろしくお願いしたい」と述べた。

6月4日の中医協 - CBニュース

PT(=プロジェクトチーム,引用者注)側は改善策議論のため早期提出を求めていたが、厚労省が出し渋ぶり、調査結果を踏まえず保険料追加軽減策をまとめた。ところがPT案がまとまった3日夜、政府高官が突如記者団に結果を漏らしたのだ。7割の保険料が下がったことをアピールする思惑だったが、PTはメンツをつぶされた。

 怒りの火に油を注いだのが翌4日、厚労省が低所得世帯ほど負担増となっていたことを公表したことだ。沖縄県は保険料負担減となった人が全国最低で、8日投開票の沖縄県議選への影響を考えて保険料軽減策を急いだPTにとって最悪のタイミングだった。非公式会合では「マスコミに漏らした政府高官は更迭だ」「官邸の依頼で改善策を検討してきたが、はしごを外された」との批判が続出。最終案の詰めは棚上げとなった。

「後期高齢者医療改善策」意見集約は困難 PT、強まる官邸不信 - Yahoo!ニュース


これを読む限りは厚労省官僚が足を引っ張って抵抗している図式ですが,足を引っ張られて頓挫する側もちょっと情けない気がします。結局のところは,議員が自力で政策を立てられるような体制にすることが大事ということなんでしょう。