2017年のまとめ

結局今年もほとんど更新せずに終わってしまいました。年始のエントリと年末の本エントリ,あとは読書感想が1本。昨年の実績ゼロよりはましですが…。それでも恒例(?)ですので「今年の一冊」「今年の一本」を挙げておきます。正直今年どんな本を読んだりどんな映画を見たのか定かではなく,あとで振り返るためにもエントリに残しておけばいい…ということは分かっているのですがなかなか。

 今年の一冊
はっぴーえんど 1 (ビッグコミックス)

はっぴーえんど 1 (ビッグコミックス)

 

 掲載誌の「ビックコミック」は近藤誠氏が原作を担当した某作品で物議を醸したのはまだ記憶に新しいところですが,この作品は自宅で最期を迎える人たち,そして支える医療者を過剰に美化することなく,かつ後味の悪さも感じさせず,先の近藤作品と(比べるのも気が引けますが)同じ媒体,しかも同じ担当編集者とは思えないくらい良質なものでした。

本当は一冊挙げるとしたら「教養としての社会保障」と思ったのですがせっかく別にエントリをあげているのでここでは本作を紹介する次第です。

今年の一本

 最近は映画といっても観るのはアマゾンプライムの旧作ばかりになってしまいましたが,そんな中でたまたまレンタルして見た今年の作品です。ファーストコンタクトものということで,どうしても相手の出方とかその後の展開が気になってしまいますが,本作ではそもそも相手は本当にコミュニケーションするつもりがあるのかを探る過程を丁寧に描いていて好感を持てます。実際仕事でもプライベートでも,コニュニケーションが噛み合わないと感じた場合,そもそも相手にコミュニケーションする意志があるのかどうか…という場面は少なくないわけで,「話せば分かる」のはあくまで結果論に過ぎないのですよね。

というわけで来年は,年末エントリのためにも本や映画の感想をできるだけ残すようにしたいものです。今年一年ありがとうございました。来年も懲りずに訪問して頂けると幸いです。